動画で最後まで見てもらう1つの方法として、間延び対策があります。
間延びした動画は見ていると飽きやすくスキップされがちです。
Tik Tokなどの短い動画に慣れていなくても、テンポの悪い動画は見るのが少し辛いですよね。
特に動画広告は致命的です。
最後まで見てもらわないと意味のない動画広告のためにもテンポの良い編集をする必要があります。
間延びを抑えてテンポの良い動画に編集するポイントです。
カット編集
カット編集は基本中の基本です。
波形を見ながらギリギリまでテンポ重視の編集を行います。
ただ、音声がブツ切り状態になることがあります。
ブツっというノイズが気になる場合は、オーディオトランジションのコンスタントパワーかコンスタントゲインを適応します。
このエフェクトの幅を調整します。
ほとんどは、一番短い設定で気にならないレベルになります。
どうしても気になる場合はペンツールでオーディオのレベルを調整します。
このレベルの幅を調整すると、だいたい気にならないレベルまで修正可能です。
動画広告のスピード調整
動画広告・マンガ動画広告は非常に有効でアフィリエイトや一般企業のPR動画など。
色々な場面で採用されています。
とにかく最後まで見て貰うことが大事。
出足で惹きつけてテンポ良く見せて気付いたら最後まで見てしまっていたと思わせれたら最高です。
そこで、ナレーションや効果音を編集した後、スピードを変更する必要があります。
Premiere Proの速度調整でスピードを変更できますが、少しリバーブがかかったような音に反響がかかったような感じになります。
これをクリアにする方法です。
備忘録として
- 一旦、クライアントにBGM付きの普通のスピードで動画の仕上がりを確認して貰います。
- スピードを少し変更(例:120%ほどに)することに
- 音声だけを書き出し(BGMナシ・ナレーションと効果音を書き出し)
- BGMナシの映像・音声を120%に調整。
- 調整の時はピッチの維持。
- 120%の音声をAuditionでクリップを編集。
- 書き出した音声もAuditionでクリップを編集。
- 120%の音声クリップを選択します。
- エフェクト→タイムとピッチ→ストレッチとピッチを選択。
- 120%のデュレーションをコピー
- 普通のスピードの音声クリップを選択。
- エフェクト→タイムとピッチ→ストレッチとピッチを選択。
- デュレーションを120%数値に変更(コピペで)
- 普通のスピード音声クリップを選択して書き出し。
クリアな音声でスピードが120%に変更されます。
最終的にPremiere Proで音声部だけを差し替え。
これで、ピッチも維持したまま音のくもりもなくクリアに。